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2025-05-04
みなさん、こんにちは。今回は聖書について考えてみたいと思います。
最近、私は「坂の上の雲」と言う歴史小説を読みました。これは司馬遼太郎が10年の歳月をかけて書き上げたものです。ところで小説には必ず作者の目的・意図があります。単行本で8冊に及ぶこの小説を一言で言うことはできません。しかし、あえて言うならば「明治維新を遂げ、近代国家の仲間入りを果たした日本の姿を四国松山出身の三人の男たち(秋山好古、真之兄弟、正岡子規)の生き生きとした生き様を通して描きました。そして、明治は貧しかったけれども大きな希望のあった時代であった」と言うことを作者は言わんとしたのではないかと思います。
さて、話がそれてしまいましたが、それでは聖書の書かれた目的とはなんでしょうか。大きく2つあるのではないかと私は考えます。
その第1は、「これらのことが書かれたのは、イエスが神の子キリストであることを、あなたがたが信じるためであり、また信じて、イエスの名によっていのちを得るためである。」(ヨハネの福音書20章31節)と聖書にあります。
すなわち、イエスが神の子キリスト(救い主)であることをあなたが信じて、いのちを得る(救いを自らのものとする)ことです。聖書は、自らの罪を認め、あなたのために十字架に掛かり死なれたイエス・キリストを心から信じる時にたましいの救いがあると言うのです。
第2は、「聖書はすべて神の霊感によるもので、教えと戒めと矯正と義の訓練のために有益です。神の人がすべての良い働きにふさわしく、十分に整えられた者となるためです。」(テモテへの手紙第二3章16~17節)と聖書にあります。
すなわち、この地上を、神を信じてよりよく生きるために聖書は大きな助けになる、と言うのです。現代は本当に複雑で、また、混乱した時代です。善悪の基準すら曖昧になっています。しかし、聖書の基準に心を留めるときに「良い働きのために、十分に整えられた者」として生活することができるというのです。素晴らしいと思いませんか。
是非、聖書の言葉を真剣に考える機会としていただけると幸いです。
上里キリストチャペル
市川 忍
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