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2025-11-02
聖書の中に「永遠のいのち」ということばがあります。皆さんは「永遠のいのち」とお聞きになって、どのような想像をされるでしょうか。多くの方は、体のいのちがずっと続くことだろうかと想像なさるのではないでしょうか。
しかし、イエスは「なくなってしまう食べ物のためではなく、いつまでもなくならない、永遠のいのち」(ヨハネの福音書6:27)を求めるようにと語りました。このイエスのことばから、いのちには「体のいのちと永遠のいのち」の2種類があることが分かります。イエスは永遠のいのちの重要さを語っているのです
それでは、永遠のいのちとは何なのでしょうか。イエスは「永遠のいのちとは、唯一のまことの神であるあなたと、あなたが遣わされたイエス・キリストを知ることです」(ヨハネの福音書17:3)と語りました。つまり、永遠のいのちとは神との関係の中に生きることなのです。
私はこの8月末に母の死を通して「関係が断たれる痛み」を深く経験しました。母が遺したメモには、神との出会いの経緯や信仰の葛藤が綴られており、知らなかった母の一面を知ることができました。しかし、もうこの地上では母自身からそれを聞くことはできません。死が私と母との関係を断ち切っているからです。
これは体の死によるこの地上での断絶ですが、もっとも恐ろしいのは神との永遠のいのちの関係が断ち切られることです。私たちの内にある罪は神と私たちの関係を断ち、死という断絶をもたらしました。「罪の報酬は死」(ローマ人への手紙6:23)とあるとおりです。
けれども、イエスは断絶した神との関係を結び合わせるために来られました。ご自分のいのちを与えることで、神との関係を結ばせてくださるというのです。
私がうつ病で苦しんでいた時、ドイツ人の友人が言葉の壁を超えて寄り添ってくれたことがありました。今も彼との心温まる友情は続いています。神もまた、あらゆる壁を超えて私たちの苦しみに寄り添い共に歩まれるお方です。神とは、安全な場所から人を見下ろす方ではなく、この危険な地上の生涯という旅を、共に旅してくださる方なのです。
イエスが永遠のいのちを与えてくださる方だと信頼し受け入れる(信じる)なら、神との関係が回復されます。神と共に生きる人生がスタートするのです。死はもはや恐れるべき暴君ではなく、最も良い場所へ行くための扉となります。「神と共に生きる人生」。それこそが、聖書の語る永遠のいのちです。どうか、この永遠のいのちをお受け取りになってください。
上里キリストチャペル
若松祥太
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